廃業したまま放置されたガソリンスタンド。そんな風景を地方のロードサイドで目にすることはありませんか?
ガソリンスタンドの跡地というのは、地下タンクによる土壌汚染があることが多く、その汚染除去の費用が高額になるため、土地を買ってもなかなか割に合わないことが多いからなのです。
2003年に明文化された土地評価に関する方針があります。
土地の鑑定時に「土壌汚染」や「埋設物」の有無をチェックし、もし発見された場合、その土壌汚染の浄化費用や埋設物の撤去費用を差し引いて不動産の価値が算定されるというものです。
セメントの塊や鋼管は産業廃棄物とみなされてしまうので、セメント系や鋼管で地盤改良を行った場合は、その不動産価値を下げてしまっていることになります。
「これからマイホームを建てよう!」と検討しているときに、将来、不動産を売るときのことを考えるのは水を差すような話ではありますが、マイホームを建てる土地は大切な財産です。価値を下げずに済むのであれば、その方法は十分に考えたいものです。